綾鷹誕生の道のり

上林春松本店と綾鷹との出会い

上林春松家は、古くは将軍家に重用され、幕末には「玉露」を一般の方々に販売し、先代では、当時としては新しい販路である百貨店にて商品を販売してきました。上林春松家には脈々と、時代の流れを掴む"気質"があるんだと思います。変わらないのは、"多くの人に本物の味を楽しんでもらいたい"という想いだけ。そして私が代表となった翌年、コカ・コーラ社より、新しい緑茶(後の"綾鷹")開発のお話を頂いたのです。正直、抵抗がなかった、と言えば嘘になります。しかし、コカ・コーラ社の「本物のお茶を多くの人に飲んで欲しい」と言う熱意を感じた時、思いました。"時代の流れを掴む上林春松家の気質。このお話は偶然ではなく、必然なのかもしれない"と。そうして、綾鷹の開発をお手伝いさせて頂く事になったのです。

綾鷹のにごりとは

製品のコンセプト開発段階において"にごり"というキーワードは最初からあったものではありませんでした。本物の"旨み"を追求していくうちに自然と急須で淹れたお茶のような"にごり"が必要となってきたのです。しかし、私達にとってはごく当たり前の"にごり"ですが、開発には相当苦労がありました。私も納得したものを飲んで欲しいので、妥協は一切せず何度も試行錯誤を繰り返しました。これに関しては、コカ・コーラ社の開発者の方々の苦労の方が並大抵ではなかったと思います。そのおかげで私も納得の味、にごりが完成したと思います。舌だけでなく、目でも旨みを感じる。これもお茶の楽しむために大切な事だと思います。

綾鷹への想い

数々の試行錯誤と歳月をかけて作った「綾鷹」が完成した時、それはもう感動しました。と同時に「脅威」にも感じました。綾鷹の誕生によって、多くの人が本物の味をペットボトルとして気軽に楽しめるようになるとは、と。とはいえ、少しでも多くの人に本物の味を味わっていただける事が私たちの何よりもの喜び。この本物の味を是非多くの人に感じて頂き、もっとお茶に興味をもってもらえたらこんなに嬉しい事はありません。
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  • 旨みある豊かな味わい

    綾鷹

  • 抑えた苦み、繊細な旨み

    綾鷹 にごりほのか